「修道院治療学とは?」
ヨーロッパに古くから伝わる、薬用植物を利用した自然な療法。植物の治癒力をよりどころとする治療法。(僧院医学)
中世ヨーロッパのキリスト教が中心の時代、修道院は学識・知的活動の拠点でした。
修道院の庭では薬用植物が育てられ、病の治療のために利用・研究される中、修道院治療学は発展していきました。これが、現代の医療・病院のルーツともなるのです。
これまで、現代科学や医学的研究により、多くの植物とその利用法が検証されてきています。
「修道院の庭」
厳かな壁で囲まれた修道院の中では社会との接触を断ち、修道士たちが祈りと労働の日々を送っています。
整然とした庭で修道士たちはかつてから薬草を育てていました。そしてその薬草の効果を研究し、病の治療へと役立てる中、修道士たちは医術にも精通していくようになりました。
修道院の庭は自然の薬の宝庫だったのです。
「自然でホリスティックな療法」
修道院治療学の歴史と経験が、薬草学へと繋がり、それはアロマテラピー・ホメオパシー・フラワーエッセンスをはじめとした自然療法へと結びついていくのです。
植物を使った療法は、近代医学で陥りやすい症状のみを捉える癒し方とは異なり、心と体のバランスを根本からケアして真の健康へと近づくための療法です。
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